睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に呼吸が止まることにより、日中の眠気を感じたり、疲れがとれないなど日常生活に支障をきたす疾患です。空気の通り道である上気道が狭くなることで、いびきや呼吸の停止が生じます。この病態を閉塞型睡眠時無呼吸症候群といいます。睡眠中に呼吸の停止が繰り返されると、身体の中の酸素が減少します。その時、身体は酸素不足を補おうと心拍数を増やし、心臓や血管をはじめ身体の様々な部位に負担がかかります。その結果、日中の眠気や倦怠感、集中力の低下などが起き、交通事故を起こす危険性も高まります。

当院では、ご自宅にて行える簡易検査により無呼吸の有無を診断します。

軽症の場合は、歯科医との連携のもと口腔内装具の作成、中等症の場合は、一泊入院でのPSG検査(ポリソムノグラフィ一検査)、重症の場合はCPAP療法を行っていきます。

口腔内装具とは、下顎を前方に固定させることで上気道を広く保ち、いびきや無呼吸の発生を防ぐ治療法です。当院からの紹介状を持参し歯科医を受診することで、健康保険の適用となります。(協力歯科医院一覧

PSG検査とは、簡易検査の項目のほかに、脳波や睡眠の深さなどを測定する検査です。そのために簡易検査より詳しく、睡眠時無呼吸症候群の重症度を知ることができます。

CPAP療法では、機器からホース、マスクを介し空気を送ることで、空気の通り道を塞がらないようにする治療法です。CPAP導入後、眠気等の自覚症状の改善、睡眠時無呼吸指数の改善、機器の不具合、マスクのフィッティング等、 継続して注意していく必要があります。毎月1回受診して頂き、1か月間のデータと患者様の情報をもとに、患者様一人一人がCPAP療法の効果を実感し、快適に継続して使用していけるようサポートさせて頂きます。

看護師、臨床検査技師とも、CPAP療法に精通している「CPAP療法士」の資格を取得しております。治療についてご不明な事がございましたら、お気軽にご相談ください。

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